Nankai Landscape Engineering
造園工事施工 植物管理 施設管理
弊社は大正11年、私の祖父が京都から羽衣(現高石市)へやってきて、植木屋を開業したことが始まりです。昭和24年には南海造園土木株式会社として設立し、現在に至っております。 植木屋の長男に生まれた私は、物心ついた頃から店先や畑の中で成長し、祖父、父を通じて植木屋、造園業というものを見てきました。学業を終えてすぐに家業に入りましたので、造園技術者としての経歴は40年ですが、植木屋歴はほぼ60年と自負しています。 そんな私は、植木屋の仕事とはお客様の庭の中で、植物や石などに関わらず、一切のことをすることだと感じておりました。ところで、我々が属する造園業界は、平成に入って苦境に立ち続けています。 昭和40年頃から、大阪でも高度成長の時代の中で、大規模な都市公園、児童公園が次々に建設されました。このような社会環境の中で植木屋がいつの間にか造園建設業と呼ばれるものに変化してしまいました。 施工管理が主な職務となってしまい、植木屋の仕事がだんだんと脇に追いやられていってしまったように思われます。昭和50年代中ごろからは、市場規模が拡大するにつれて造園業者の数が爆発的に増加し、やがて構造不況の状態が発生しました。 その結果造園業界では差別化を図るため、技術力の向上や技術者の育成が叫ばれるようになったのです。弊社でもこういった社会情勢を鑑み、平成に入ってから主要業務を年間を通じた公園管理業務に移し、業績の安定を図ってきました。 平成18年度からは指定管理者制度へも参入し、ますますの安定を図っています。しかし、指定管理者へ選定されるためには、絶滅危惧種の保全や生物多様性の確保、化学農薬の規制等の先端手法を利用し、他社との差別化を図る必要があります。 これらと併せて植木屋の技能と心ばえを持ってこそ、現代の公園を管理するに相応しい良き管理者たりえるのではないでしょうか。
南海造園土木株式会社
590-8025 大阪府堺市北区長曽根町130-23 堺商工会議所会館
大正11年 5月
昭和24年 10月
2,800万円
1億6,000万円
9名(男4名/女5名)うち大卒:8名
大阪府知事許可(造園)
公営特殊庭園の指定管理者業務
大阪府/堺市/大阪府公園協会(敬称略)
関西みらい銀行/三菱UFJ銀行/ゆうちょ銀行(敬称略)
財団法人日本造園建設業協会
特定の園芸植物を中心とした公園施設や日本庭園など、継続的かつ高い管理技術を必要とされる施設の管理に携わっています。
浜寺公園 ばら庭園(2023/3/31迄)
大仙公園 日本庭園
山田池公園 花菖蒲園/水生花園/花木園(2023/3/31迄)
大泉緑地 ふれあいの庭/かきつばた園(2023/3/31迄)