ご挨拶

現代の良き植木屋・公園管理者として

代表取締役 辻 正信

昭和51年3月
神戸大学農学部生産工学科 土木コース卒業
昭和51年4月
南海造園土木株式会社 入社
平成 7年8月
同社 代表取締役 就任
平成16年4月
兵庫県立淡路景観園芸学校 講師兼務(平成22年3月退任)

弊社は大正11年、私の祖父が京都から羽衣(現高石市)へやってきて、植木屋を開業したことが始まりです。昭和24年には南海造園土木株式会社として設立し、現在に至っております。
植木屋の長男に生まれた私は、物心ついた頃から店先や畑の中で成長し、祖父、父を通じて植木屋、造園業というものを見てきました。学業を終えてすぐに家業に入りましたので、造園技術者としての経歴は40年ですが、植木屋歴はほぼ60年と自負しています。そんな私は、植木屋の仕事とはお客様の庭の中で、植物や石などに関わらず、一切のことをすることだと感じておりました。

ところで、我々が属する造園業界は、平成に入って苦境に立ち続けています。
昭和40年頃から、大阪でも高度成長の時代の中で、大規模な都市公園、児童公園が次々に建設されました。このような社会環境の中で植木屋がいつの間にか造園建設業と呼ばれるものに変化してしまいました。施工管理が主な職務となってしまい、植木屋の仕事がだんだんと脇に追いやられていってしまったように思われます。
昭和50年代中ごろからは、市場規模が拡大するにつれて造園業者の数が爆発的に増加し、やがて構造不況の状態が発生しました。その結果造園業界では差別化を図るため、技術力の向上や技術者の育成が叫ばれるようになったのです。

弊社でもこういった社会情勢を鑑み、平成に入ってから主要業務を年間を通じた公園管理業務に移し、業績の安定を図ってきました。
平成18年度からは指定管理者制度へも参入し、ますますの安定を図っています。
しかし、指定管理者へ選定されるためには、絶滅危惧種の保全や生物多様性の確保、化学農薬の規制等の先端手法を利用し、他社との差別化を図る必要があります。これらと併せて植木屋の技能と心ばえを持ってこそ、現代の公園を管理するに相応しい良き管理者たりえるのではないでしょうか。

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